而(しか)るに十羅刹女(じゅうらせつにょ)は 総じて法華経の行者を守護すべしと誓はせ給(たま)ひて候(そうら)へば、一切の法華経を持(たも)つ人々をば守護せさせ給ふらんと思ひ候(そうろう)に、法華経を持つ人々も或(あるい)は大日経は まさ(勝)れりなど申して、真言師が法華経を読誦(どくじゅ)し候は かへ(却)りて そし(誹)るにて候なり。又(また)余の宗々も此(これ)を以(もっ)て押し計(はか)るべし。
(平成新編1232・御書全集1247・正宗聖典----・昭和新定[2]1834・昭和定本[2]1511)
[弘安01(1278)年06月25日(佐後)]
[真跡・千葉本壽寺外五ヶ所(10%未満現存)]
[※sasameyuki※]