『聖密房御書(問註之時可存知由之事)』(佐後)[曾存] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

勝(すぐ)れたる二乗作仏(にじょう さぶつ)の事法をば と(説)かずと申(もう)して、劣れる印(いん)・真言(しんごん)を と(説)ける事法をば勝れたりと申すは、理によれば盗人なり、事によれば劣謂勝見(れついしょうけん)の外道(げどう)なり。此(こ)の失(とが)によりて閻魔(えんま)の責(せ)めをば かほ(被)りし人なり。後に く(悔)いかへ(返)して、天台大師を仰(あお)いで法華に うつ(遷)りて悪道をば脱(まぬが)れしなり。
(平成新編0726・御書全集0898・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1099・昭和定本[1]0823~0824)
[文永11(1274)年04月~05月頃"文永11(1274)年05月~06月頃""建治03(1277)年"(佐後)]
[真跡・身延曾存]
[※sasameyuki※]