『如来滅後五五百歳始観心本尊抄』(佐後)[真跡] | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

過去の下種結縁(げしゅ けちえん)無き者の権小(ごん しょう)に執着(しゅうじゃく)する者は、設(たと)ひ法華経に値(あ)ひ奉(たてまつ)れども小権(しょう ごん)の見(けん)を出(い)でず。自見(じけん)を以(もっ)て正義(しょうぎ)と為(す)るが故(ゆえ)に、還(かえ)って法華経を以て或(あるい)は小乗経に同(どう)じ、或は華厳・大日経 等に同じ、或は之(これ)を下(くだ)す。此等(これら)の諸師は儒家・外道の賢聖(けん せい)より劣れる者なり。
(平成新編0648・御書全集0242・正宗聖典0147・昭和新定[2]0961・昭和定本[1]0706)
[文永10(1273)年04月25日(佐後)]
[真跡・中山法華経寺(100%現存)]
[※sasameyuki※]