女人(にょにん)の心を清風に譬(たと)へたり。風はつなぐとも とりがた(難)きは女人の心なり。女人の心をば水に ゑが(描)くに譬へたり。水面には文字とど(留)まらざる ゆへ(故)なり。女人をば誑人(おうにん)に たと(譬)えたり。或時(あるとき)は実(じつ)なり 或時は虚(きょ)なり。女人をば河(かわ)に譬へたり。一切まが(曲)がられる ゆへ(故)なり。
(平成新編0606・御書全集1216~1217・正宗聖典----・昭和新定[1]0872・昭和定本[1]0646)
[文永09(1272)年05月25日(佐後)]
[真跡・静岡芝川 本成寺外五ヶ所(10%以上40%未満現存)]
[※sasameyuki※]