『聖愚問答抄 上』(佐前) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

夫(それ)三界(さんがい)の教主釈尊は十九歳にして伽耶城(がやじょう)を出(い)で、檀特山(だんとくせん)に籠(こも)りて難行苦行し、三十成道(じょうどう)の刻(きざ)みに三惑(さんなく)頓(とみ)に破(は)し、無明(むみょう)の大夜 爰(ここ)に明けしかば、須(すべから)く本願に任(まか)せて一乗 妙法蓮華経を宣(の)ぶべしといへども、機縁万差にして其(そ)の機 仏乗に堪(た)へず。然(しか)れば四十余年(しじゅうよねん)に所被(しょひ)の機縁を調(ととの)へて、後 八箇年に至って出世の本懐たる妙法蓮華経を説き給(たま)へり。
(平成新編0387・御書全集0480・正宗聖典----・昭和新定[1]0589・昭和定本[1]0359)
["文永05(1268)年""文永02(1265)年"(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]