『念仏無間地獄抄』(佐前)

無量義経には、念仏をば｢未顕真実｣とて実に非(あら)ずと言ふ。法華経には｢正直捨方便(しょうじきしゃほうべん)、但説無上道(たんぜつむじょうどう)｣とて、正直に念仏の観経(かんぎょう)を捨て無上道の法華経を持(たも)つべしと言ふ。此(こ)の両説 水火なり、何(いず)れの辺に付くべきか。
(平成新編0041・御書全集0099・正宗聖典----・昭和新定[1]0120・昭和定本[1]0037)
[建長07(1255)年(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]