今の人々いか(如何)に経のまゝに後世を ねが(願)うとも、あやま(過誤)れる経々のまゝに ねが(願)わば得道(とくどう)も あるべからず。しかればとても仏の御とが(失)には あらじとか(書)ゝれて候(そうろう)。仏教を習ふ法には大小・権実(ごんじつ)・顕密(けんみつ)は さてを(置)く、これこそ第一の大事にては候らめ。
(平成新編0848・御書全集0269・正宗聖典0193・昭和新定[2]1250・昭和定本[2]1024)
[建治01(1275)年06月10日(佐後)]
[真跡・玉沢妙法華寺外四ヶ所 身延曾存(70%以上100%未満現存)]
[※sasameyuki※]