『唱法華題目抄』(佐前)[古写本] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

何(いか)に況(いわ)んや此(こ)の経を信ぜざる謗法の者の罪業(ざいごう)は譬喩品(ひゆほん)に委(くわ)しく と(説)かれたり。持経者を謗(ぼう)ずる罪は法師品(ほっしほん)に と(説)かれたり。此の経を信ずる者の功徳は分別(ふんべつ)功徳品・随喜(ずいき)功徳品に説けり。謗法と申すは違背(いはい)の義なり。随喜と申すは随順(ずいじゅん)の義なり。させる義理を知らざれども、一念も貴(とうと)き由(よし)申すは違背・随順の中には何(いず)れにか取られ候(そうろう)べき。
(平成新編0220~0221・御書全集0004・正宗聖典0309・昭和新定[1]0347・昭和定本[1]0189~0190)
[文応01(1260)年05月28日(佐前)]
[古写本・日興筆 神奈川由井氏]
[※sasameyuki※]