然(しか)るに月氏(がっし)より漢土(かんど)に経を渡せる訳人(やくにん)は一百八十七人なり。其(そ)の中に羅什(らじゅう)三蔵 一人(いちにん)を除きて、前後の一百八十六人は純乳に水を加へ薬に毒を入れたる人々なり。此(こ)の理(ことわり)を弁(わきま)へざる一切の人師(にんし)末学 等、設(たと)ひ一切経を読誦(どくじゅ)し十二分経を胸に浮(うか)べたる様なりとも生死(しょうじ)を離るゝ事かた(難)し。
(平成新編1531・御書全集0577・正宗聖典ーーーー・昭和新定[3]2198・昭和定本[2]1833)
[弘安03(1280)年12月(佐後)]
[真跡・富士大石寺(70%以上100%未満現存) 身延曾存]
[秘・八幡大菩薩と梵天・帝釈の関係等]
[※sasameyuki※]