一切の百味の中には乳味(にゅうみ)と申して牛の乳(ちち)第一なり。涅槃経(ねはんぎょう)の七に云(い)はく「猶(なお)諸味の中に乳 最も為(こ)れ第一なるが如し」云云。乳味を せん(煎)ずれば酪味(らくみ)となる。酪味を せん(煎)ずれば乃至(ないし)醍醐味(だいごみ)となる。醍醐味は五味(ごみ)の中の第一なり。
(平成新編1380・御書全集1059・正宗聖典----・昭和新定[3]2001・昭和定本[2]1654)
[弘安02(1279)年08月11日"弘安02(1279)年08月17日"(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]