浄土 十方に多くして、声聞(しょうもん)の法を説く浄土もあり、辟支仏(びゃくしぶつ)の法を説く浄土もあり、或(あるい)は菩薩の法を説く浄土もあり。法華経を信ずる者は此等(これら)の浄土には一向(いっこう)に生まれずして、法華経を説き給(たま)ふ浄土へ直(ただ)ちに往生(おうじょう)して座席に列(つらな)りて法華経を聴聞(ちょうもん)して、やがて仏になるべきなり。
(平成新編1316~1317・御書全集0553・正宗聖典----・昭和新定[2]1640・昭和定本[2]1427)
[弘安01(1278)年"建治03(1277)年03月""建治03(1277)年"(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]