『上野殿御消息(本門取要抄)』(佐後) 一に父母に孝あれとは、たと(設)ひ親は もの(物)に覚えずとも、悪(あ)しざまなる事を云(い)ふとも、聊(いささか)も腹も立てず、誤る顔を見せず、親の云ふ事に一分(いちぶん)も違(たが)へず、親に よき物を与へんと思ひて、せめてやる事なくば一日に二 三度え(笑)みて向かへとなり。(平成新編0921・御書全集1527・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1395・昭和定本[2]1124~1125)[建治01(1275)年(佐後)][真跡、古写本・無][※sasameyuki※]