外道(げどう)の法と申すは本(もと)内道(ないどう)より出(い)でて候(そうろう)。而(しか)れども外道の法を も(以)て内道の敵(かたき)となるなり。諸宗は法華経より い(出)で、天台宗を才学として而(しか)も天台宗を失ふなるべし。天台宗の人々は我が宗は実義とも知らざるゆへ(故)に、我が宗のほろ(滅)び、我が身の かろ(軽)くなるをば し(知)らずして、他宗を助けて我が宗を失ふなるべし。
(平成新編0431・御書全集1269・正宗聖典ーーーー・昭和新定[1]0643・昭和定本[1]0450)
[文永07(1270)年12月"文永06(1269)年"(佐前)]
[真跡・中山法華経寺(100%現存)]
[※sasameyuki※]