但(ただ)し仏法に入(い)って諍論(そうろん)あり。浄土宗の人々は阿弥陀仏を本尊とし、真言の人々は大日如来を本尊とす。禅宗の人々は経と仏とをば閣(さしお)きて達磨(だるま)を本尊とす。余(よ)の人々は念仏者真言等に随(したが)へられ、何(いず)れともなけれども、つよ(強)きに随ひ多分に押されて、阿弥陀仏を本尊とせり。
(平成新編1364・御書全集1436・正宗聖典----・昭和新定[3]1978・昭和定本[2]1640~1641)
[弘安02(1279)年05月02日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]