願(ねが)はくは此(こ)の功徳を以(もっ)て父母と師匠と一切衆生に回向(えこう)し奉(たてまつ)らんと祈請(きしょう)仕(つかまつ)り候(そうろう)。其(そ)の旨(むね)を し(知)らせ まい(進)らせむがために御本尊を書き をく(送)りまいらせ候に、他事を す(捨)てゝ此の御本尊の御前にして一向に後世をも いの(祈)らせ給(たま)ひ候(そうら)へ。又(また)これへ申(もう)さんと存じ候(そうろう)。いか(如何)に御房たち(達)はか(計)らい申させ給へ。
(平成新編1283・御書全集0374・正宗聖典0294~0295・昭和新定[3]1921・昭和定本[2]1586)
[弘安01(1278)年09月(佐後)]
[古写本・日興筆 北山本門寺]
[※sasameyuki※]