生身(しょうじん)の虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)より大智慧を給(たま)はりし事ありき。日本第一の智者となし給へと申せし事を不便(ふびん)とや思(おぼ)し食(め)しけん、明星の如くなる大宝珠を給ひて右の袖に う(受)けと(取)り候(そうら)ひし故(ゆえ)に、一切経を見候ひしかば、八宗並びに一切経の勝劣(しょうれつ)粗(ほぼ)是(これ)を知りぬ。
(平成新編0946・御書全集0893・正宗聖典----・昭和新定[2]1423・昭和定本[2]1133)
[建治02(1276)年01月11日(佐後)]
[真跡・身延曾存]
[※sasameyuki※]