白米(しらよね)一斗・茗荷(みょうが)の子・はじかみ(生姜)一づと(苞)送り給(た)び候(そうら)ひ畢(おわ)んぬ。
仏には春の花、秋の紅葉(もみじ)、夏の清水、冬の雪を進(まい)らせて候(そうろう)人々 皆(みな)仏に成(な)らせ給(たま)ふ。況(いわ)んや上一人(かみいちにん)は寿命を持(たも)たせ給ひ、下万民(しもばんみん)は珠(たま)よりも重くし候 稲米(よね)を法華経にまい(進)らせ給ふ人、争(いか)でか仏に成らざるべき。
(平成新編1567・御書全集1425・正宗聖典----・昭和新定[3]2243・昭和定本[2]1880~1881)
[弘安04(1281)年08月22日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]