十二因縁(いんねん)と申す法門あり。意(こころ)は我等(われら)が身は諸苦を以(もっ)て体(たい)と為(な)す。されば先世に業(ごう)を造(つく)る故に諸苦を受け、先世の集(じゅう)煩悩が諸苦を招(まね)き集め候(そうろう)。過去の二因 現在の五果、現在の三因 未来の両果とて、三世次第(しだい)して一切の苦果を感ずるなり。
(平成新編1222・御書全集1014・正宗聖典----・昭和新定[2]1819・昭和定本[2]1495)
[弘安01(1278)年04月23日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]