道心(どうしん)あ(有)らん人々は此(これ)を見き(聞)ゝて悦(よろこ)ばせ給(たま)へ。正像(しょうぞう)二千年の大王よりも、後世を をも(思)はん人々は、末法の今の民(たみ)にてこそあるべけれ。此を信ぜざらんや。彼(か)の天台の座主(ざす)よりも南無妙法蓮華経と唱(とな)ふる癩人(らいじん)とは なるべし。梁(りょう)の武帝(ぶてい)の願(がん)に云(い)はく「寧(むし)ろ提婆達多とな(成)て無間地獄には沈むとも、鬱頭羅弗(うずらんほつ)とは ならじ」と云云。
(平成新編0838~0839・御書全集0260・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1235・昭和定本[2]1009)
[建治01(1275)年06月10日(佐後)]
[真跡・玉沢妙法華寺外四ヶ所 身延曾存(70%以上100%未満現存)]
[※sasameyuki※]