正像(しょうぞう)二千年の間は小乗の釈尊は迦葉(かしょう)・阿難(あなん)を脇士(きょうじ)と為(な)し、権大乗(ごんだいじょう)並びに涅槃(ねはん)・法華経の迹門(しゃくもん)等の釈尊は文殊(もんじゅ)・普賢(ふげん)等を以(もっ)て脇士と為す。此等(これら)の仏をば正像に造(つく)り画(えが)けども未(いま)だ寿量の仏 有(ましま)さず。末法に来入(らいにゅう)して始めて此(こ)の仏像 出現せしむべきか。
(平成新編0654・御書全集0248・正宗聖典0155・昭和新定[2]0968・昭和定本[1]0713)
[文永10(1273)年04月25日(佐後)]
[真跡・中山法華経寺(100%現存)]
[※sasameyuki※]