『南条兵衛七郎殿御書(慰労書)』(佐前)[真跡(断片)・古写本] | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

今の世(よ)は末法のはじ(初)めなり。小乗経の機(き)・権大乗経(ごんだいじょうきょう)の機 みな(皆)う(失)せは(果)てゝ たゞ実大乗経の機のみあり。小船には大石をの(載)せず。悪人愚者は大石のごと(如)し。小乗経並びに権大乗経 念仏等は小船なり。大悪瘡(だいあくそう)の湯治(とうじ)等は病(やまい)大なれば小治およ(及)ばず。末代悪世の我等には念仏等はたと(例)へば冬 田を作れるが如し。時があ(合)はざるなり 是三。
(平成新編0323・御書全集1495・正宗聖典----・昭和新定[1]0499・昭和定本[1]0323)
[文永01(1264)年12月13日(佐前)]
[真跡・神奈川由井氏外十ヶ所(10%以上40%未満現存)、古写本・日興筆 北山本門寺]
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