而(しか)るに正像(しょうぞう)二千年す(過)ぎて末法に入(い)りて当世の衆生の成仏往生のと(遂)げがた(難)き事は、在世の二乗・闡提(せんだい)等にも百千万億倍すぎたる衆生の、観経(かんぎょう)等の四十余年の経々に値(あ)ひて生死(しょうじ)をはな(離)れんと思ふはいがゞ。はかなしはかなし。
(平成新編0360~0361・御書全集0947・正宗聖典ーーーー・昭和新定[1]0545・昭和定本[1]0403)
[文永03(1266)年01月06日(佐前)]
[真跡・水戸久唱寺他十一ヶ所(10%以上40%未満現存)、古写本・日目筆 宮城一迫妙教寺]
[※sasameyuki※]