久遠実成(くおんじつじょう)なんどは大日経にはをも(思)ひもよらず。久遠実成は一切の仏の本地、譬(たと)へば大海は久遠実成、魚鳥は千二百余尊なり。久遠実成な(無)くば千二百余尊はう(浮)きくさ(草)の根なきがごと(如)し、夜の露の日輪の出(い)でざる程なるべし。
(平成新編0726・御書全集0898・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1099・昭和定本[1]0824)
[文永11(1274)年04月~05月頃"文永11(1274)年05月~06月頃""建治03(1277)年"(佐後)]
[真跡・身延曾存]
[※sasameyuki※]