今 吾(わ)が天台大師法華経を説き法華経を釈すること特に群に秀(ひい)でて唐に独歩す。明らかに知んぬ、如来の使ひなりと。讃(さん)ずる者は福を安明に積み、謗(ぼう)ずる者は罪を無間に開かん。然(しか)りと雖(いえど)も信ずる者に於(おい)ては天鼓(てんく)と為(な)り、謗ずる者に於ては毒鼓(どっく)と為る。信謗彼此決定(けつじょう)して成仏せん。又 偈(げ)に云(い)はく略。■(=許-午+巨)(なん)ぞ福を捨て罪を慕(した)ふ者あらんや。願(ねが)はくは同じく一乗を見て倶(とも)に和合海に入(い)らんことを」と。
(平成新編1348・御書全集----・正宗聖典----・昭和新定[3]2417・昭和定本[3]2383)
[弘安01(1278)年"文永08(1271)年"(佐後?)]
[真跡・中山法華経寺(70%以上100%未満現存)]
[※sasameyuki※]