先(さき)に実(じつ)を以(もっ)て権(ごん)を破(は)し、権執を絶(ぜっ)して実に入(い)るは、釈迦・多宝・十方の諸仏の常儀(じょうぎ)なり。実を以て権を破する者を盲目と為(せ)ば、釈尊は盲目の人か、乃至(ないし)天台・伝教は盲目の人師(にんし)なるか、如何(いかん)。笑ふべし、返す返(がえ)す。
(平成新編1196・御書全集1453・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1770・昭和定本[2]1435)
[建治04(1278)年01月16日(佐後)]
[古写本・日興筆 北山本門寺]
[※sasameyuki※]