十三に若(も)し悩乱する者は頭七分(こうべ しちぶん)に破(わ)るとは、陀羅尼品(だらにほん)に云(い)はく「若し我が呪(じゅ)に順ぜずして説法者を悩乱せば、頭破れて七分に作(な)ること阿梨樹(ありじゅ)の枝の如(ごと)くならん」と。十四に供養すること有らん者は福十号に過(す)ぐとは、経に云はく「人有って仏道を求めて一劫の中に於(おい)て合掌して我が前に在(あ)り、無数の偈(げ)を以(もっ)て讃(ほ)めん。是(こ)讃仏(さんぶつ)に由(よ)るが故に無量の功徳を得ん。持経者を歎美(たんび)せんは其(そ)の福 復(また)彼に過ぎん」と。
(平成新編1193・御書全集ーーーー・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1758・昭和定本[2]1289~1290)
[建治03(1277)年"建治03(1277)年01月23日"(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]