天台大師釈(しゃく)して云(い)はく「法華は衆経(しゅきょう)を総括(そうかつ)す。乃至(ないし)軽慢(きょうまん)止(や)まざれば舌、口中に爛(ただ)る」等云云。妙楽大師云はく「已今当(いこんとう)の妙此(ここ)に於(おい)て固く迷へり。舌爛れて止まざるは猶(なお)華報(かほう)と為(な)す。謗法の罪苦(ざいく)長劫に流る」等云云。天台妙楽の心は、法華経に勝(すぐ)れたる経有りと云はむ人は無間地獄(むけんじごく)に堕(お)つべしと書かれたり。
(平成新編0506・御書全集1234・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1390・昭和定本[1]0410)
[文永08(1271)年"文永03(1266)年""文永02(1265)年""建治01(1275)年"(佐後?)]
[真跡・鎌倉本覚寺外六ヶ所(10%以上40%未満現存)]
[※sasameyuki※]