二には行(ぎょう)、倶舎(くしゃ)に云(い)はく「宿(むかし)の諸業(しょごう)を行と名づく」文(もん)。昔の造業を行とは云ふなり。業(ごう)に二有り。一には牽引(けんいん)の業なり。我等が正(まさ)しく生(しょう)を受(う)くべき業を云ふなり。二には円満の業なり。余(よ)の一切の造業なり。所謂(いわゆる)足を折り手を切る先業を云ふなり。是(これ)は円満の業なり。
(平成新編0100・御書全集0406・正宗聖典ーーーー・昭和新定[1]0209・昭和定本[1]0076)
[正嘉02(1258)年(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]