今末代(まつだい)悪世(あくせい)に世間の悪より出世の法門につきて大悪出生(しゅっしょう)せり。これをばし(知)らずして、今の人々善根をす(修)ゝれば、いよいよ代(よ)のほろぶ(亡)ぶる事出来(しゅったい)せり。今の代の天台真言等の諸宗の僧等をやしな(養)うは、外は善根とこそ見ゆれども、内は十悪五逆にもす(過)ぎたる大悪なり。
(平成新編0925・御書全集1466・正宗聖典----・昭和新定[2]1400・昭和定本[2]1129~1130)
[建治01(1275)年(佐後)]
[真跡・富士大石寺(100%現存)]
[※sasameyuki※]