法華経第五に云(い)はく「世(よ)に恭敬(くぎょう)せらるゝこと六通の羅漢(らかん)の如(ごと)くならん」等云云。文(もん)の心は、法華経の敵(かたき)の相貌(そうみょう)を説きて候(そうろう)に、二百五十戒を堅(かた)く持(たも)ち、迦葉(かしょう)・舎利弗(しゃりほつ)の如くなる人を国主これを尊(とうと)みて、法華経の行者を失(うし)なはむとするなりと説かれて候ぞ。
(平成新編0909・御書全集1472~1473・正宗聖典----・昭和新定[2]1348・昭和定本[2]1113)
[建治01(1275)年09月(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]