大集経(だいしっきょう)・金光明経(こんこうみょうきょう)・仁王経(にんのうきょう)・守護経・はちなひをん(般泥■[=清-青+亘])経・最勝王経(さいしょうおうきょう)等に、末法に入(い)って正法(しょうぼう)を行ぜん人(ひと)出来(しゅったい)せば、邪法のもの(者)王臣等にうた(訴)へてあらんほどに、彼(か)の王臣等、他人がことば(言)につ(付)ひて一人(いちにん)の正法のものを、或(あるい)はの(罵)り、或はせ(責)め、或はなが(流罪)し、或はころ(殺)さば、梵王(ぼんのう)・帝釈(たいしゃく)・無量の諸天・天神・地神等、りんごく(隣国)の賢王の身に入(い)りかわりて、その国をほろぼすべしと記(しる)し給(たま)へり。今の世は似(に)て候(そうろう)者(もの)かな。
(平成新編0876~0877・御書全集1471~1472・正宗聖典----・昭和新定[2]1298~1299・昭和定本[2]1071)
[建治01(1275)年06月22日(佐後)]
[真跡・富士大石寺外一ヶ所(70%以上100%未満現存)、古写本・日順筆 北山本門寺]
[※sasameyuki※]