『上野殿御返事(二管書)』(佐後)[古写本] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 聖人(すみざけ)二管(ふたつつ)・柑子(こうじ)一籠(こ)・菎若(こんにゃく)十枚・薯蕷(やまのいも)一籠・牛房(ごぼう)十束(たば)、種々の物(もの)送り給(た)び候(そうろう)。
 得勝(とくしょう)・無勝(むしょう)の二童子(どうじ)は仏に沙(すな)の餅(もちい)を供養したてまつ(奉)りて閻浮提(えんぶだい)三分(さんぶん)が一の主となる。所謂(いわゆる)阿育大王(あそかだいおう)これなり。儒童菩薩(じゅどうぼさつ)は錠光仏(じょうこうぶつ)に五茎(ごきょう)の蓮華を供養したてまつりて仏となる。今の教主釈尊これなり。
(平成新編0744・御書全集1508・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1085~1086・昭和定本[1]0835)
[文永11(1274)年11月11日(佐後)]
[古写本・日興筆 富士大石寺]
[※sasameyuki※]