『日妙聖人御書(楽法梵志書・日妙抄)』(佐後)[真跡(断片)] | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 今実語(じつご)の女人(にょにん)にておはすか。当(まさ)に知るべし、須弥山(しゅみせん)をいたゞ(戴)きて大海をわた(渡)る人をば見るとも、此(こ)の女人をば見るべからず。砂をむ(蒸)して飯とな(成)す人をば見るとも、此の女人をば見るべからず。当に知るべし、釈迦仏・多宝仏・十方分身(じっぽうふんじん)の諸仏・上行無辺行等の大菩薩・大梵天王・帝釈・四王等、此の女人をば影の身にそ(添)うがごと(如)くまぼ(守)り給(たま)ふらん。日本第一の法華経の行者の女人なり。故(ゆえ)に名を一つつ(付)けたてまつ(奉)りて不軽菩薩の義になぞら(準)えん。日妙聖人等云云。
(平成新編0606~0607・御書全集1217・正宗聖典----・昭和新定[1]0872~0873・昭和定本[1]0647)
[文永09(1272)年05月25日(佐後)]
[真跡・静岡芝川 本成寺外五ヶ所(10%以上40%未満現存)]
[※sasameyuki※]