『始聞仏乗義(就類相待抄・種類相待抄・就類種相待種法門事)』(佐後)[真跡] | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 問(と)ふ、是(か)くの如(ごと)く之(これ)を聞いて何(なん)の益(えき)有(あ)らんや。答(こた)へて云(い)はく、始めて法華経を聞くなり。妙楽云はく「若(も)し三道即(すなわ)ち是(これ)三徳と信ぜば尚(なお)能(よ)く二死の河を度(わた)る。況(いわ)んや三界(さんがい)をや」云云。末代の凡夫此(こ)の法門を聞(き)かば、唯(ただ)我一人(われいちにん)のみ成仏するに非(あら)ず、父母も又(また)即身成仏せん。此(これ)第一の孝養なり。病の身たるの故(ゆえ)に委細(いさい)ならず。又々(またまた)申すべし。
(平成新編1209・御書全集0984・正宗聖典----・昭和新定[2]1789・昭和定本[2]1454)
[建治04(1278)年02月28日(佐後)]
[真跡・中山法華経寺(100%現存)]
[※sasameyuki※]