第四 是人命終(ぜにんみょうじゅう) 為千仏授手(いせんぶつじゅしゅ)の事
御義口伝(おんぎくでん)に云(い)はく、法華(ほっけ)不信の人は命終(みょうじゅう)して地獄に堕在(だざい)すべし。経に云はく「若人不信(にゃくにんふしん)、毀謗此経(きぼうしきょう)、即断一切(そくだんいっさい)、世間仏種(せけんぶっしゅ)」の文(もん)是(これ)なり。法華経の行者は命終して成仏すべし。是人命終 為千仏授手の文是なり。千仏は千如の法門なり。謗法の人には獄卒(ごくそつ)迎(むか)へに来(き)たり、法華経の行者は千仏迎へに来たるなり。今(いま)日蓮等の類(たぐい)南無妙法蓮華経と唱(とな)へ奉(たてまつ)る者は千仏の迎へ疑(うたが)ひ無きなり。
(平成新編1793・御書全集0780~0781・正宗聖典0490・昭和新定[3]2839・昭和定本[3]2698~2699)
[弘安01(1278)年01月01日(佐後)]
[古写本・上 富士大石寺、下 京都要法寺]
[※sasameyuki※]