『日妙聖人御書(楽法梵志書・日妙抄)』(佐後)[真跡(断片)] | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 糞(ふん)を栴檀(せんだん)と申すとも栴檀の香なし。妄語(もうご)の者を不妄語と申すとも不妄語にはあら(非)ず。一切経は皆(みな)仏の金口の説(せつ)不妄語の御言(おんことば)なり。然(しか)れども法華経に対しまいらすれば妄語のごと(如)し、綺語(きご)のごとし、悪口(あっく)のごとし、両舌(りょうぜつ)のごとし。此(こ)の御経こそ実語の中の実語にて候(そうら)へ。実語の御経をば正直の者(もの)心得(こころえ)候(そうろう)なり。
(平成新編0606・御書全集1217・正宗聖典----・昭和新定[1]0872・昭和定本[1]0646~0647)
[文永09(1272)年05月25日(佐後)]
[真跡・静岡芝川 本成寺外五ヶ所(10%以上40%未満現存)]
[※sasameyuki※]