『妙一女御返事(真言法華即身成仏抄)』(佐後) | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 問(と)うて云(い)はく、両方の義(ぎ)相違(そうい)すといへども、汝(なんじ)が義のごと(如)く水火(すいか)ならず、誹謗正法(ひぼうしょうぼう)とはいわず、如何(いかん)。答(こた)へて云はく、誹謗正法とは其(そ)の相貌(そうみょう)如何。外道(げどう)が仏教をそし(謗)り、小乗が大乗をそしり、権大乗(ごんだいじょう)が実大乗(じつだいじょう)を下(くだ)し、実大乗が権大乗に力をあ(合)わせ、詮(せん)ずるところは勝(しょう)を劣(れつ)という。法にそむ(背)くがゆへ(故)に謗法とは申すか。
(平成新編1488・御書全集1259・正宗聖典----・昭和新定[3]2131・昭和定本[2]1781~1782)
[弘安03(1280)年07月14日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]