第二 不断煩悩(ふだんぼんのう) 不離五欲(ふりごよく) 得浄諸根(とくじょうしょこん) 滅除諸罪(めつじょしょざい)の事
御義口伝に云(い)はく、此(こ)の文(もん)は煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)・生死即涅槃(しょうじそくねはん)を説(と)かれたり。法華の行者は、貪欲(とんよく)は貪欲のまゝ、瞋恚(しんに)は瞋恚のまゝ、愚癡(ぐち)は愚癡のまゝ、普賢菩薩の行法(ぎょうほう)なりと心得(こころう)べきなり云云。
(平成新編1798・御書全集0785・正宗聖典0496・昭和新定[3]2845・昭和定本[3]2704~2705)
[弘安01(1278)年01月01日(佐後)]
[古写本・上 富士大石寺、下 京都要法寺]
[※sasameyuki※]