『兵衛志殿御返事』(佐後)[真跡] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 各々(おのおの)二人はすで(既)にとこそ人はみ(見)しかども、か(是)く いみじくみ(見)へさせ給(たま)ふは、ひとへ(偏)に釈迦仏、法華経の御力なりとをぼ(覚)すらむ。又(また)此(これ)にもをも(思)ひ候(そうろう)、後生(ごしょう)のたの(頼)もしさ申すばか(計)りなし。此(これ)より後もいかなる事ありとも、すこ(少)しもたゆ(弛)む事なかれ。いよいよはりあげてせ(責)むべし。たとい命に及(およ)ぶとも、少しもひる(怯)む事なかれ。あなかしこあなかしこ。恐々謹言。
(平成新編1166~1167・御書全集1089~1090・正宗聖典----・昭和新定[2]1722~1723・昭和定本[2]1371)
[建治03(1277)年08月21日"建治01(1275)年08月21日"(佐後)]
[真跡・京都立本寺(100%現存)]
[※sasameyuki※]