心けが(汚)れたると申すは法華経を持(たも)たざる人の事なり。此(こ)の経の五の巻に見えたり。謗法の供養をば銅の焔(ほむら)とこそおほ(仰)せられたれ。神だにも是(か)くの如(ごと)し、況(いわ)んや我等(われら)凡夫としてほむら(焔)をば食(しょく)すべしや。人の子として我が親を殺したらんものゝ、我に物をえ(得)させんに是(これ)を取るべきや。いかなる智者聖人(しょうにん)も無間地獄(むけんじごく)を遁(のが)るべからず。又それにも近づくべからず。与同罪恐るべし恐るべし。
(平成新編1458・御書全集1441・正宗聖典----・昭和新定[3]2093・昭和定本[3]2122)
["弘安03(1280)年12月""弘安03(1280)年02月"(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]