『佐渡御書』(佐後) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 宝治(ほうじ)の合戦(かっせん)すでに二十六年、今年二月十一日十七日又(また)合戦あり。外道(げどう)悪人は如来の正法を破りがたし。仏弟子(ぶつでし)等必ず仏法を破るべし。「師子身中の虫の師子を食(は)む」等云云。大果報の人をば他の敵やぶりがたし。親(した)しみより破るべし。薬師経(やくしきょう)に云(い)はく「自界叛逆難(じかいほんぎゃくなん)」是(これ)なり。仁王経(にんのうきょう)に云はく「聖人(しょうにん)去(さ)る時七難(しちなん)必ず起(お)こらん」云云。金光明経(こんこうみょうきょう)に云はく「三十三天各(おのおの)瞋恨(しんこん)を生(しょう)ずるは、其(そ)の国王悪を縦(ほしいまま)にして治(じ)せざるに由(よ)る」等云云。
(平成新編0579・御書全集0957・正宗聖典----・昭和新定[1]0838・昭和定本[1]0612~0613)
[文永09(1272)年03月20日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]