『清澄寺大衆中(虚空蔵菩薩書)』(佐後)[曾存] | 細雪の物置小屋

細雪の物置小屋

御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 領家(りょうけ)の尼ごぜん(御前)は女人(にょにん)なり、愚癡(ぐち)なれば人々のい(言)ひをど(嚇)せば、さこそとましまし候らめ。されども恩をし(知)らぬ人とな(成)りて、後生(ごしょう)に悪道に堕(お)ちさせ給(たま)はん事こそ不便(ふびん)に候へども、又(また)一つには日蓮が父母等に恩をかほ(蒙)らせたる人なれば、いかにしても後生をたす(助)けたてまつらんとこそいの(祈)り候へ。
(平成新編0947・御書全集0895・正宗聖典----・昭和新定[2]1426・昭和定本[2]1135)
[建治02(1276)年01月11日(佐後)]
[真跡・身延曾存]
[※sasameyuki※]