此等(これら)はさて置きぬ。氏女(うじめ)の慈父(じふ)は輪陀王(りんだおう)の如(ごと)し氏女は馬鳴菩薩(めみょうぼさつ)の如し。白鳥は法華経の如し、白馬は日蓮が如し。南無妙法蓮華経は白馬の鳴くが如し。大王の聞(き)こし食(め)して色(いろ)も盛(さか)んに力も強きは、過去の慈父が氏女の南無妙法蓮華経の御音(みこえ)を聞こし食して仏に成(な)らせ給ふが如し。
(平成新編1494・御書全集1424・正宗聖典ーーーー・昭和新定[3]2148・昭和定本[2]1790)
[弘安03(1280)年08月14日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]