『南条兵衛七郎殿御書(慰労書)』(佐前)[真跡(断片)・古写本] | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 御所労(ごしょろう)の由(よし)承(うけたまわ)り候はまこと(真)にてや候らん。世間の定めなき事は病(やまい)なき人も留(とど)まりがた(難)き事に候へば、まして病あ(有)らん人は申すにおよ(及)ばず。但(ただ)心あらん人は後世をこそ思ひさだむべきにて候へ。又後世を思ひ定めん事は私にはかな(叶)ひがたく候。一切衆生の本師にてまします釈尊の教こそ本にはなり候べけれ。
(平成新編0321・御書全集1493・正宗聖典----・昭和新定[1]0495・昭和定本[1]0319)
[文永01(1264)年12月13日(佐前)]
[真跡・神奈川由井氏外十ヶ所(10%以上40%未満現存)、古写本・日興筆 北山本門寺]
[※sasameyuki※]