『開目抄 下』(佐後)[曾存] 妻子を不便(ふびん)とをも(思)うゆへ(故)、現身にわかれん事をなげくらん。多生曠劫(こうごう)にした(親)しみし妻子には、心とはな(離)れしか、仏道のためにはなれしか、いつも同じわかれなるべし。我法華経の信心をやぶらずして、霊山(りょうぜん)にまいりて返ってみちび(導)けかし。(平成新編0574・御書全集0234・正宗聖典0137・昭和新定[1]0829・昭和定本[1]0605)[文永09(1272)年02月(佐後)][真跡・身延曾存][※sasameyuki※]