『一昨日御書』(佐前) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 一昨日見参(げんざん)に罷(まか)り入(い)り候の条(じょう)悦び入り候。
 抑(そもそも)人の世に在る誰か後世を思はざらん。仏の出世は専ら衆生を救はんが為(ため)なり。爰(ここ)に日蓮比丘(びく)と成りしより、旁(かたがた)法門を開き、已(すで)に諸仏の本意を覚(さと)り、早く出離(しゅつり)の大要を得たり。其の要は妙法蓮華経是(これ)なり。一乗の崇重三国の繁昌(はんじょう)、儀(ぎ)眼前に流る、誰か疑網(ぎもう)を貽(のこ)さんや。
(平成新編0476・御書全集0183・正宗聖典ーーーー・昭和新定[1]0715・昭和定本[1]0501)
[文永08(1271)09月12日(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]