『法門申さるべき様の事(法門可被申樣之事・法門可申抄・法門可申事)』(佐前)[真跡] | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 抑(そもそも)浄土の三部経等の諸宗の依経は当分四十余年の内なり。世尊は我等が慈父として未顕真実ぞと定めさせ給ふ御心は、かの四十余年の経々に付けとをぼ(思)しめ(食)しゝか、又説真実の言にうつ(遷)れとをぼしめしゝか。心あらん人々御賢察候べきかとしばらくあぢ(味)わひて、よも仏程の親父の一切衆生を一子とをぼしめすが、真実なる事をす(捨)てゝ未顕真実の不実なる事に付けとはをぼしめさじ。
(平成新編0427・御書全集1265・正宗聖典ーーーー・昭和新定[1]0637~0638・昭和定本[1]0444)
[文永07(1270)年12月"文永06(1269)年"(佐前)]
[真跡・中山法華経寺(100%現存)]
[※sasameyuki※]