然(しか)るに何(いか)なる事にやをはすらん、皆(みな)人の憎み候日蓮を不便(ふびん)とおぼして、かく遥々(はるばる)と山中へ種々の物送りた(給)び候事、一度二度ならず。たゞごとにあらず、偏(ひと)へに釈迦仏の入(い)り替(か)はらせ給へるか。又をくれさせ給ひける御君達(ごきんだち)の御仏(みほとけ)にならせ給ひて、父母を導かんために御心(みこころ)に入り替はらせ給へるか。
(平成新編1481・御書全集1397・正宗聖典ーーーー・昭和新定[3]2124・昭和定本[2]1769)
[弘安03(1280)年07月07日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]