昔徳勝童子(とくしょうどうじ)と申せしをさな(幼)き者は、土の餅を釈迦仏に供養し奉りて、阿育大王(あそかだいおう)と生まれて閻浮提(えんぶだい)の主と成りて結句は仏になる。今の施主の菓子等を以て法華経を供養しまします、何(いか)に十羅刹女(じゅうらせつにょ)等も悦(よろこ)び給ふらん。悉(ことごと)く尽くしがたく候。南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。
(平成新編0952・御書全集1380・正宗聖典----・昭和新定[2]1433・昭和定本[2]1142)
[建治02(1276)年02月17日(佐後)]
[真跡・京都妙覚寺外一ヶ所(10%未満現存)]
[※sasameyuki※]