焼き米二俵給(た)び畢(おわ)んぬ。
米は少しと思(おぼ)し食(め)し候へども人の寿命を継ぐ物にて候。命をば三千大千世界にても買はぬ物にて候と仏は説かせ給へり。米は命を継ぐ物なり。譬(たと)へば米は油の如く、命は灯の如し。法華経は灯の如く、行者は油の如し。檀那は油の如く、行者は灯の如し。
(平成新編1380・御書全集1059・正宗聖典----・昭和新定[3]2001・昭和定本[2]1654)
[弘安02(1279)年08月11日"弘安02(1279)年08月17日"(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]